<カタログの今>紙からデジタルへ〜ご注文もデジタル化が加速中!
■変わり続ける「受発注業務」の仕組み①
昔々、モノを買うためには自分の足で店に行くか、店の人が注文を取りに来るかでした。
電話が普及するにつれ、わざわざ店に向かわずとも注文は電話で済ますようになります。それだけ電話の利便性が優れていたということですが、ここである問題が発生します。今までは店に行けば欲しいものを目で見て確認できました。注文を取りに来るときには現物を持ってきてくれました。ですが電話ではそれができません。
そこで必要になるのが、商品の形や色、機能や値段が印刷された「紙」、カタログです。
■変わり続ける「受注」の仕組み②
電話の普及は受発注に大きな変化をもたらしました。それに続く大きな変化、それは「FAX」の登場です。電話と違って絵や文字を離れた場所に送れるというこの仕組みは、送信者と受信者の双方に同じものが残るという点で非常に画期的であり、この特徴は受発注というやり取りに非常にマッチしたものでした。ここからしばらくの間、電話とFAXは受注ツールとして君臨します。
■変わり続ける「受注」の仕組み③
そんな受発注の王道である電話とFAXですが、近年になってある要因からその座を追われることになります。ペーパーレスとコストダウン、そして省力化の波です。紙を大量に使うFAXと必ず人が対応しなければならない電話はこの波にさらされることになり、さらにもう一つのキーワード「デジタル化」の波が追い打ちをかけることになります。
■ペーパーレスの波、「環境(エコ)」もキーワードに
日本でペーパーレスという言葉が一般に浸透し始めたのは1990年代半ば。パソコンが本格的に普及し、社内ネットワークの導入が始まったころです。「Windows95」の一大ブームは覚えている方も多いでしょう。それまでは必要とされるスキャナやストレージなどの高価な機材がハードルとなっていたペーパーレスを一気に進める契機となりました。流行語にもなったコストダウンやエコといった言葉が注目され、オフィスにおける紙の大量消費が問題視されるようになり、再生紙の利用などとともに広くペーパーレスの必要性が叫ばれることになったのです。
■今年で40年 大丸総合カタログ「INDEX」
当社のカタログ「INDEX」は、文具、事務用品からOA機器やオフィス備品類まで当社の取扱商品を広く網羅する「総合」カタログです。
現在のカタログの原型となる「大丸藤井カタログ」は昭和57年2月に発刊されました。実に40年に及ぶ歴史があります。
サイズも厚さも色さえも、40年の間にカタログは変わり続けてきていますが(最初のカタログはモノクロでした)、発刊から今に至るまで、当社とお客様をつなぐ受発注ツールとして大きな役割を果たし続けていることは変わりません。
それでも近年はデジタル化の波に押され、WEB受注ツールである「D-INDEX」にその座を譲りつつあります。
■将来のペーパーレス化につなげる重要な要素、デジタルカタログ
紙に印刷されたカタログだけでなく、パソコン上から見ることができるWEB版のカタログが欲しいという要望にこたえる形で、当社HP上で公開されているのがデジタル版INDEXです。
紙カタログと同様に利用できることはもちろんですが、電子版であることを活かした検索機能や付箋、メモ書きなどで自分なりにカスタマイズすることも可能。使い込めば使い込むほど手放せなくなります。
■当社におけるデジタル化の一面、D-INDEX
当社がお客様との間で運用する、web受注システムが「D-INDEX」です。前身の「大丸WEB-EDI」を引き継ぐ形で正式リリースされてから3年が経過。着実に利用者も増え、機能も強化されてきました。
いまだ受注の主力ツールである電話やFAXに並ぶ新たな受注ツールとして、当社のデジタル化を進める重要なピースの一つとして、D-INDEXは日々成長を続けています。